那谷寺は、養老元年(717年)に泰澄が開いたと伝わる古刹です。KITAMAE BASE 加賀橋立からは車で約18分。境内には奇岩がいくつも露出し、本殿は岩窟の中に造られた「岩屋本殿」。奇岩と苔、堂宇のコントラストは、紅葉と新緑の季節にとくに際立ちます。
松尾芭蕉は「奥の細道」の旅でこの地を訪れ、「石山の石より白し秋の風」と詠みました。秋風と白い岩、そして色づく木々——句の情景を、いまも境内でたどれます。最新の拝観時間・拝観料は、施設の公式サイト・お電話でご確認ください。
もうひとつの紅葉の名所が、山代温泉の薬王院温泉寺です。奈良時代に行基が山代温泉を発見したことを機に創建されたと伝わります。宿から車で約13分、湯の曲輪からほど近く、参道と境内を包む紅葉は例年11月上旬から中旬が見ごろです。古総湯やいろは草庵と徒歩でつながる散策ルートの一部でもあります。
古刹の紅葉と温泉街の散策——加賀の秋は、歴史と湯の文化を一続きに楽しめます。見ごろは天候により前後するため、訪問前に最新の状況をご確認ください。